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【虫歯治療】虫歯になる4つの原因

「歯が痛い」「歯がしみる」といった症状は虫歯からのサインかもしれません。

虫歯は治療で取り除くことができますが、根本的な原因をなくさない限り再発する可能性が高い病気です。そこで虫歯になる4つの原因について、京都市北区の歯医者「まつもと歯科クリニック」がご説明します。ぜひ、虫歯予防にお役立てください。

◆虫歯の原因その1「細菌」

虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯菌と呼ばれる「細菌」が原因で発生します。そこで虫歯予防には原因となる「細菌」を減らすことが大切です。しかし、お口のなかは「湿度がある」「温度がほぼ一定」「十分なエサがある」「適度に暗い」とった理由から、細菌がとても発生しやすい環境。とくに歯垢(プラーク)がたまると細菌が繁殖しやすくなります。まずはしっかりと歯みがきを行い、お口の中を清潔に保つように心がけましょう。

 

◆虫歯の原因その2「糖分」

虫歯の原因として2つ目に挙げられるのが「糖分」です。食べ物などに含まれている糖分は、ミュータンス菌をはじめとした虫歯菌の大好物。虫歯菌は糖分をエサとして酸(主に乳酸)を出し、この酸によって歯が溶かされていくのが虫歯の仕組みです。とくにお子様が大好きな甘い物には糖分が含まれていますので、お菓子やジュースなどの与えすぎは禁物です。

 

◆虫歯の原因その3 「時間」

虫歯の3つ目の原因は、お口のなかが汚れている「時間」です。虫歯の原因となる糖分が長時間お口の中に時間あると、虫歯はどんどん進行します。とくに小さなお子様の場合は1日の1/3くらいは寝ているので、就寝前には必ず歯みがきをしてお口の中をきれいにしてあげましょう。食後に歯みがきをすることはもちろん、できないようならお茶でお口のなかをゆすぐだけでも予防に有効です。

 

◆虫歯の原因その4 「歯質」

最後の原因として、先天的な「歯質」の問題が挙げられます。歯の表面はエナメル質という硬い層で覆われているのですが、お口のなかでは酸性になったときにエナメル質が溶け出す「脱灰(だっかい)」という現象が起こり、溶け出したエナメル質は「再石灰化(さいせっかいか)」によって修復されます。このサイクルが崩れてしまうと虫歯になりやすくなるのですが、歯質によっては再石灰化の力が弱い方がいらっしゃいます。その場合、虫歯になりやすくなってしまいます。また、歯質以外にも「歯並び」や「歯の形」が悪いとみがき残しが発生し、虫歯になりやすくなるので注意が必要です。

 

虫歯は、上記の4つの原因が重なり合って起こります。虫歯予防を行う場合、4つの原因について確認していくことが大切なのです。